まだ、こちら↓でUP出来てなかったので以下・・・。
まいど バハバハしい お話で!
バハのフィッシュキャンプとパンチョ の巻
バハ・カリフォルニアは、太平洋に突き出た半島だ。日本列島と同じように海産資源は豊富だ。
特に、半島とメキシコ本土に挟まれたコルテス海とも言われるカリフォルニア湾の、生産性が高い。
グランドキャニオンを流れ下ったコロラド川の河口となる、湾の最深部は干満の差が9mにものぼり、波打ち際が4kmも移動する干潟となる。
また、湾の南側、出口付近は、その延長上に続く2000mの海溝に向かって深くなってゆく。
そんな地形環境や、強い日差し等の気候条件により、栄養豊富な海域となっている。
バハ・カリフォルニアの多くの街は、海沿いにある。河口に発展することが多いが、水の確保と、漁へ出かける港としての機能が条件のようだ。
もちろん、街が造られない場所あるいは、造れない場所もよい漁場となるが、バハの海岸線には、いたるところにフィッシュキャンプがある。
フィッシュキャンプは、漁の時だけ寝泊りや作業をする為の小屋、いわゆる「番屋」のこと、または、その漁場のことだ。
コルテス海に面したBahia de Los Angeles(バイア・デ・ロサンゼルス)は、内陸の国道から約60km離れた小さな港町だ。そこから先は、舗装路はない。
オフロードを300km弱走ると再び舗装路に出ることが出来る。舗装路に出る数十キロ手前に村が1つあるが、それ以外基本的に人はいない。
バイア・デ・ロサンゼルスから、そのオフロードを、約80km走るときれいな白い砂浜に出る。
サン・ラファエルと名付けられた3~4km続く浜の外れに、セニョール・パンチョが住んでいる。
もう25年になるというが、季節になると訪れる漁師の手伝いなどをして生計を立てているらしい。
犬2匹と猫1匹、そしてニワトリと暮らす。
キャンピングトレーラーを改造した寝室には、ソーラーパネルと15個のバッテリーを電源とするテレビが1台。
家の前でタコやあわび、ロブスター、なんでも獲れるから冷蔵庫は必要ない。